過去の日誌3/1〜15
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コンコースに戻ります


3月1日 ※本日はさらに長いので要注意
道中何度か目が覚めた。
時計を確認して大体の位置を把握してまた眠りに落ちる。 それにしても今日のなはは出発時の衝撃が少々大きい。運転士氏のキャリアか 気配りの差か。もっとも長距離列車の場合、200km程で交代して行くので 夜行列車の場合は目が覚めたら違う運転士氏がマスコンを握っている事の方が多い。

レールを滑って行く音がないときに目が覚めた。停車中だ。時計を見ると 0531。博多だ。カーテンを開けてまだ真っ暗な外を眺める。
やっぱり雨が降っているようだ。

昨夜食べれなかった大阪カツ弁当を紐解く。カツはそこそこ肉厚で 冷えても柔らかく、なかなか美味だった。ご飯も柔らかく詰められていたので 及第点と絶品の間といった評価かな。

やがて、鳥栖。長崎本線の分岐駅。ここから南に行くのは実に15年振りになる。 わくわくする。
久留米。鳥栖でも久留米でも数人の乗車があった。なはに寝台券なしで乗車出来るのは 熊本以南だから鳥栖や久留米で乗車して来る人々は6号車のレガートシートの 指定席券を持っているのだろう。指定席だから料金的にはつばめの指定席と まったく変わらない。速度は遅い(博多を約90分後に出発する始発のつばめ1号が 西鹿児島では25分差にまで詰めて来るのだ)が、3列シートだし、快適だろう。

MO−2氏が乗った時もレガートシートは九州内での利用がそこそこあったとの事で、 鳥栖や久留米(恐らくは博多からも)からのなはのレガートシート利用は 日常的である事が推測される。

歯を磨いて、もう一眠りする事にする。

オルゴールで目が覚めたら熊本。取り敢えず浴衣から着替える。
9連で運転の日は熊本で後ろ2両を切り離すのだけど今日は最初から連結 されていないので単なる5分停車である。下りなはは意外にも5分以上停車するのは この熊本と、あとは始発すぐの大阪のみなのだ。出来るだけの速達策は 取っているという事であろう。

駅弁という気分ではないので売店の前に停車しても車外には出ない。
くんっと軽い衝撃で出発。昨夜のJR西日本の運転士氏に比べて今朝の九州の 運転士氏は衝撃をうまく吸収するのがうまい。もちろん機関車の性能の 違いもあるのだけど。

新幹線と同時開業の新八代駅を通過。ぼーっとしてたら在来線が新幹線駅へ乗り入れて行く分岐部分を見損ねてしまった(逝)

雨は降っていないが空はどんよりと。うーむ。本当に乗って 降りてだけになるかも(逝)
下りなはは熊本から車内販売が乗車して食事軽食類を販売してくれる。 ホットコーヒーを所望。300円。
八代を過ぎると線路は単線となる。そしてしばし八代海に添って走るのだ。
これこれ。この風景が見たかったのだ。コーヒーをすすりながら静かな朝の海を 眺めていた。
肥後二見付近、車窓にみかん畑が広がった時に、外気導入になっていたのだろうか、 エアコンからみかんの香りが薄く漂って来た。もし窓が開けば、 むせんばかりのみかんの香りが車内に入って来たのだろうか。
海岸線に添って急カーブに編成をくねらせ、先頭の赤い機関車からひょおっと ホイッスルの音が聞こえて来た。

鹿児島本線の花形つばめを待たせてなはは南下を続ける。通過する駅々は 駅名票はまだJR九州仕様だがホーム中央部2両分ほどが20cmほど嵩上げされて いた。移管される肥薩おれんじ鉄道のディーゼルカーの仕様だ。
また、移管後も貨物列車の運転は残るので、電化設備はJR貨物が保有し 今まで通り赤い電気機関車ED76が走る事になる。
設備は残るので、臨時列車としてJRから直通列車が再度設定されないか、 と淡い期待を抱いているのは駅長だけではあるまい。

水俣。出水と新幹線連絡駅が続く。雨はしばらく降らなさそう。 もう鹿児島県だ。

Jornadaにファイルを移してHTML化してみる。いい感じ。

川内からまた複線になったようだ。シラス台地の間を縫うように走る。
串木野。JR九州の保線車が待機中だった。移管後は保線はどこが担当するのだろう。 もし移管直前の最後の線路整備だとしたら、寂しい風景である。

10時を過ぎてあと30分ほどの旅。ホイッスルを響かせてED76が最後の力走を見せる。
って、寝台の片付け、今はやらないんだなあ。片付けなくともヒルネ用の空席は十分に あるって事なんだろうか。

「空の向こう」読了。おばか1割イイ話9割といった感じで何故に 雑多な編集でまとめたのかと思ったら、おばかな話は他社の雑誌に 描いたものだった。
最近作家の大量流出が続いている白泉社だが絶版にした単行本にfukkan.comで リクエストがかかるほどの作家を引き止めるために編集したのかと勘繰って みたり(逝)

いや、実際遠藤淑子の作風はのんびりしていてでも1コマで心のツボをぐさりと 突く優しい作品がデビュー当時から多く、手元から外したくない名作揃いだと思う。

1023定刻に西鹿児島着。熊本以南から寝台券なしで乗車した人も多いが、 寝台を使って乗り通した人が開放寝台にもいた事が驚き。
需要が全くないわけではないのだ。どうにかして残せなかったのかなあと 思う。

改札を出て、市電乗り場へ。市電に乗る用事はそもそもなかったのだけど、 オークションの入金をする必要があって、UFJ銀行とみずほ銀行を調べたら UFJ銀行は鹿児島市内にないと冷たく検索エンジンに突き放されたのだが(逝) みずほ銀行は市電のいずろに支店がある事が判ったのだ。
というわけで工事中の市電乗り場から鹿児島駅前行きに乗っていずろまで。 7分ほど。

オークション入金を済ませて、戻りは取り敢えず一駅天文館まで歩いてみる。
明日の夜は西鹿児島駅付近で夕食を食べる必要があるので、チェーン店の居酒屋でも なんでもある程度は物色しておきたい。

余り見つからなかったけど(逝)

西鹿児島駅に戻って、駅弁を調達。隼人で肥薩線に乗換えてから食べようかな。

1145発の宮崎行き普通は既に入線していた。ローカル転用された急行型475系。
ワンマンでないところがまたいい。
定刻に出発。なはから乗換えで隼人までいく普通は3本あって、この1145発が 一番遅い電車になる。オークション入金が発生したのでこの時間になったが、 当初からこの電車にしようと思っていたのだ。
というのは3本の普通のうち、この電車だけが竜ヶ水に停車するのだ。

竜ヶ水は数年前に電車が停車中に大規模な鉄砲水が襲い、交通が寸断され、 いつ次の鉄砲水が出るか判らない状況で孤立してしまった経歴を持つ。 プロジェクトXでもやったあれである。

電車は鹿児島駅を出ると程なく鹿児島湾に寄り添うルートを採る。シラス台地が 海岸線ぎりぎりにまで張り出しているのだ。そして、シラス台地は水を含むと 滅法もろくなる。そんな状況で起きた災害だった。

結局電車の乗客や住民は漁船で組成された救助船団で海路脱出を果たしたのである。

そんな竜ヶ水駅はひっそりとしていた。丁度駅長が座った前に、 砂防ダムが台地に切り込むように造られていた。
駅の前後に他にそれらしいものはなかったので恐らくここがそうなのだろう。

何もなかったように電車は竜ヶ水駅を後にした。

モーターを唸らせて475系は普通列車ながら疾走を続ける。
しかし一番後ろのクハだけ車輪のスポットが大きくかたかたうるさい(逝)

加治木で高校生が大量に乗車して来た。そう言う時期のそう言う時間帯だな。
次が隼人。乗換えである。

隼人からの肥薩線はキハ40のワンマン単行。昼食どころか座れねえ(逝)
トイレがあるのが救いか。

ゆっくりとゆっくりと急坂に挑む。速度は約30kmといったところか。

車内はほとんど学生。霧島温泉で3割ほど下車したが同じくらいの乗車があり、 おおむね定員の8割といった感じ。

だんだん天気がよくなって来た。いい感じである。
大隅横川で10人以上下車して座席に少し余裕が出来たか。あと少しなので このまま行く。しかしこの線路、状態が良くない。 キハ40の台車はカーブを曲がる度にぎしぎし軋み音を立てる。

ちなみにこの路線、今春の改正で特急「はやとの風」が新設されるのだよなぁ。 こんな路線に特急走らせてもどうにもならんだろうと思ってしまうのである。

栗野で乗客の半分が下車。終着吉松で残りが下車。とんでもないところを走っている 割には全区間乗り通す乗客が多いのが意外だった。

昼下がりの吉松駅はうららかな陽差しの中、ひっそりと静まり返っていた。 むしろセミの鳴き声が似あいそうなそんな静けさ。
吉松駅では真幸から吉松経由鶴丸行きと言う縁起きっぷを発売していた。 270円だから調達。

吉都線都城行きへは24分の連絡といい感じである。がしかし学生は1人をのぞいて みんな改札の外へ行ってしまったから結局吉松を出発時は乗客が駅長入れて2名というありさまだった。

吉都線も単行ワンマンのキハ40。うららかな陽射しの下、えびの高原をごとごとゆく。
西鹿児島で買った駅弁を食べる。駅弁といってもコンビニ弁当よりの位置付けの 上蓋ではなくラップだし、価格も410円とリーズナブルだが、たれをからめた ご飯が冷えてもおいしく、鶏肉もジューシーな歯ざわりだった。合格。

吉都線の方が同じ吉松と日豊本線を結ぶ路線でも開けたところを通る。線路脇の風景は 畑が多い。その向こうに民家が見える、そんな感じ。
学生が乗って来ては下車して行く。本数は少ないが効率よく乗車されていると言う 印象を受けた。眠いのでうとうと。
目が覚めたら高崎新田。さっきまでの陽射しが消え、怪しげな雲が上空に出ていた。

都城着1524。12分乗換えで特急きりしま10号。3連の赤黄緑と派手に塗られた 485系で宮崎を目指す。485系は外観塗色こそ違えどさすがにどこで乗っても同じ車輌。
東北北陸九州で乗っているので目新しさという点では座席のモケットが最近の JR九州仕様になっている程度か。

寝ていたら終着の宮崎着。時間があるので改札を出る。
あれ、宮崎駅ってこんなんだっけ?と思ったが高架化されてるのか。 2面4線のありがちな駅だからホームではどこの駅か一見判らない。
宮崎駅は少し変わったコンコースの構造だ。通常このタイプの高架駅は、 階下で両ホームからの(への)流れが一体となるのだが、宮崎駅は 階段・エスカレータを降りたら改札がある。改札がホームごとにあるので、 向かいのホームへ行くのにも改札を一旦出る必要がある。

通常のパターンではホームが3F、流れが一つになるのが2F、改札とコンコースが 1Fの3層になる事が多いのだけど宮崎駅の場合は3Fホームの下が1Fコンコースと 言う2層構造である。そのためだと思うが天井が高い。

なるほどなるほどとつぶやきながらコンコースの商店群を一巡してみる。あ、 怖いので書店には近づかないぞ(逝)
ミスドありケンタありで昼間は困らなさそう。夕食に、15年前と同じ 椎茸弁当を調達、しようと思ったら売り切れで高い方(っても920円だが)しか なかった。基本は同じなのでこっちでいいや。
この椎茸弁当を食べて以後、椎茸がおいしく感じられるようになった駅長である。

1703発宮崎空港行きは2番線から。
待っていたらやって来たのが817系。コミュータートレイン(CT)と JR九州が名付けている系列で2連3ドア、ワンマン対応のいわばローカル線仕様だが、 これがなかなかの傑作である。3ドアだが座席は転換クロス。ここまでは 西日本の221系や東海の313系と同じである。異なるのはその座席の造りだ。
木の板にビニールレザーのクッションを組み合わせ、要所要所をアルミ(と思う) 合金で仕上げてある。これは固いシートかな?と思って腰掛けてみると、 尻、腰、後ろ頭のあたる部分にきちんとクッションがあたるような構造で、姿勢よく 腰掛ける事が出来る。窓は固定式だが1枚の大きな窓で開放感すら感じられる。

この車輌はいい。駅長気に入った。

宮崎空港線は日南線の田吉から分岐する1駅だけの支線で、電化されている。そのため 開業時に本来非電化の日南線は田吉までの1駅が電化された。
この路線はローカル線の末端となる事もあり、新千歳空港や関西空港のように 空港アクセス用の列車が専用では設定されていない。さらに、特急も普通列車も 同じ重要度でアクセス列車にするために、特急も宮崎以南では全車自由席、普通列車 扱いとして特急券なしで乗車出来る特例が設けられた。
グリーン車も自由席(料金は必要だが普通列車用グリーン料金が適用)となる。

路線自体は田吉から左に分岐して高架に駆け上がったらATSのブザーとチャイムが 響いて終点である。田吉からも空港のレーダー設備が見えるくらい近いのだ。
ホーム先端に改札があってそこを降りると空港のロビー、なのだろう。 駅長は車内でそのまま折り返し(逝)

折り返して今度は日南線に回るべく田吉で下車。南宮崎まで行くと 乗り継ぎできないのであった。
田吉。たまたま分岐駅になっただけなんだろうけれども、この駅何にもなさ過ぎ(逝)

やってきた日南線はキハ47の2連。ラッシュ時にかかるからもっと混んでるかなと 思ったが座席が埋まる程度で立ち客はちらほらだった。
木花でそこそこ下車があり、2両目のロングシート部分に座る事が出来た。 身体をひねって暮れゆく日南海岸を眺める。

やがて完全に日没、真っ暗になったのでJornadaでHTMLいじったり 200LXでテキスト書いたり。眠くなったら眠るに任せていい気分。
ほとんどが学生だった車内はだんだん人気が少なくなり、終着志布志の手前 20分以上前の串間で2両編成の車内に乗客は駅長入れてわずか2名になった。

終着志布志。フェリーの発着する港とかあったと思っていたし、以前は そこから先にレールが続いていた筈なのだけど、今の志布志駅は 1面1線引上げ線1線の寂しい終着駅だった。しかも無人駅である。
なんて寂しい時代かなあ……。

折り返し2025発宮崎行きが日南線上りの最終である。もっとも、駅舎を出たところから 見た志布志の町は静まりかえってこれ以上列車の便が必要だと思えなかったのも 事実である。また、この列車が宮崎に到着するのが2256と深夜にかかるのも あるだろう。これ以上遅くに設定しても本当にだれも乗らないのだろう。
ちなみにこの列車よりも後に志布志に下って来る列車は2本あり、恐らく2本とも 志布志で夜を明かして翌朝の始発列車となる。

日南線は後半部分が海を眺めて走るのでやはり日照時間帯にもう一度訪ねて みたい。

静かに志布志のホームを離れる。途中の福島今町で下り列車と交換。 同じくらい車内はがらがらだった。

椎茸弁当を紐解く。やっぱりこの椎茸は絶品だ。恐らく椎茸の質というよりも 料理法だろう。宮崎にはそうそう来れないけれどもこの弁当は定番としたい。
ドアが開かない2両目には誰も乗って来ない。榎原で最終志布志行きと交換。 1両目をうろうろしてみたら乗客は2人だった。

このまま空気を運んで宮崎市内に入るかと思っていたのだけど、 油津で乗車あり。
ちなみに油津のみで発売している日南線開業記念乗車券が 欲しかったのだけど30秒停車ではどうしようもない。
次の日南でも乗車があった。人の流れがそう言うものなんだろうなぁ。

北郷で南郷行きの区間列車と交換。日南線専用のビビッドなイエローに塗られた キハ40だった。こちらはそこそこ人が乗っている。やはり油津までが 日南線の重要とする区間なのだろう。

ヒマなので思わずSH53用のミスタードリラーをダウンロードしてしまった(逝) が……これ、重すぎ(逝)V601SHでも目立って速くはないだろうから、 アプリ的に辛いんじゃないかなぁ。ぷよぷよは軽快に動作していたのだけども。
木花で本当の最終油津行きと交換。2連に2連の回送をぶら下げていた。

時刻表を見てみると、朝イチに油津発志布志行きと宮崎行きの2本があるので どこから持って来るのかなと推測していたのだけど、やっぱり最終列車が 送り込みの回送を兼ねていたのだな。これくらい単純な形態だと推測も 出来るのだが、何かと併結して送り込むのだろうと思っていたら始発列車前に 全区間回送して送り込むというパターンもあったりしてなかなか 侮れないところがまた楽しいところだ。

2251南宮崎着で下車。列車は宮崎行きだが、乗換えるドリームにちりんは南宮崎始発 なので席確保に備える。どれくらい混んでいるかわからないが、自由席なら 始発駅で待機するのが鉄則である。ましてや一駅、乗り放題きっぷを持って いるならば。

すでにドリームにちりん783系は2番線に入線していた。但しドアは開いていない。
恐らく発車15分前くらいに開けるのだろうと推測、取り敢えずアルコール調達のために 改札を出る。うろうろしてみたら駅の南側にローソンと酒マーク発見。
今日はドラフト1にした。雑酒でも十分だって(逝)

駅に戻ってみたらあ!ドア開いてるし。まだ30分以上あるのに。
やってくれるぜJR九州。これは親切だ。博多みたいに線路一つ空けるのが 大変なところならいざ知らず、こういう余裕のあるところではある程度 早めにドアを開けるのがサービスってものだ。
3号車B室に陣取る。サハだから静かだろうという目論見。

ドリームにちりんの直接の前身は門司港と西鹿児島を結んでいた夜行急行 「日南」である。12系と寝台車で運転されていたのが、特急格上げという事で、 783系ハイパーサルーンを投入してドリームにちりんと名付けられた。
この辺、鹿児島本線のドリームつばめ、と共に、ちくまとしなのの関係に 少し似ている。もっともあちらが夜行は急行で残されたのに対し、こちらは 特急へ格上げされた。そしてあちらは臨時列車へと格下げされてしまっている。
また、格上げ時に小倉で方向転換して博多での発着に系統変更された。

783系ハイパーサルーンはJR九州が初めて製造した特急車となる。そのスタイルには 恐らくだれもが驚かされたに違いない。今では珍しくないが、トレインマークのない 正面スタイル。車輌中央部に設けられたドアとデッキ。
トレインマークのないスタイルはその後JR各社にも現れているので時代の流れとも 言えるが駅長は好きではない。
で、やはり特筆すべきは車輌中央部のドアだろう。このデッキにより車輌を A室、B室に分け、自在な設定を可能にした。禁煙喫煙の自由席指定席とグリーン車を たった3連でも実現できるのは100%このハードウェア設定の賜物だろう。

もちろん弊害もあって車内を半分に仕切った事で、やや狭い印象も受ける。

しかし駅長はこの設計思想を高く評価したい。決め細かなサービスを行うため、 というお題目がきちんと実現出来ているからだ。

西鹿児島発の最終列車が到着、そこそこの人数が乗り込んだがそれでも 3号車B室は余裕たっぷり。

南宮崎を定刻に出発。加速力は485系と比べてはいけないのかもしれない。 あっという間に高速域に達して日豊本線を北上する。

宮崎で更に乗車があったものの、3号車B室は28人定員(2人×2列×7列)に 対して片手を超える程度の乗車率。一人酔っぱらいがウザいので 首を締めたくなる(逝)

また明日。


3月2日  ※本日は更に長いので覚悟して下さい(逝)
ドリームにちりんの特徴は、恐らくドリームつばめや他の寝台列車でない 夜行特急と同じなのだが、最終列車を兼ねていて出発して1つ目2つ目のの停車駅で 下車して行く姿が結構目立つということだろうか。
酔っぱらいのおっさんも日向市で降りて行った。

日向市を出たところで、放送休止の案内。
これ以上乗車はないと判断、前の座席を回転させて横になる。
ちなみにドリームにちりん(てか、ハイパーサルーンの)の放送は全て 自動化されている。車掌氏の負担は随分軽減されているのだろうな。

大分で60分以上の停車があった筈だが覚えていない。
宇佐から2名、3号車B室に乗車あり。こんなところから始発列車の役割とは、 大変だなぁとか夢うつつに思う。

小倉到着手前で放送が再開されて目が覚めたがそのままぼーっとしている。
小倉もわずか2分停車。進行方向が変わるのに2分停車で済むとは驚き。 と言うか夜行列車だからもう少し余裕があっても、と思うのだが、 小倉戸畑八幡黒崎折尾と目立った乗車があったからドリームにちりんはこの段階で 夜行列車ではなく既に始発列車なのだろう。

しかし、かなりハイペースで飛ばしている筈なのだけど、揺れが小さい。
ハイパーサルーンは非常に乗り心地の良い車輌だ。後継の車輌がいっぱい登場して いるがまったく遜色ないと思う。

デッキに出て髭を剃ってたらシェーバーのバッテリーEnpty表示が(逝)
まだあと2日あるのに(逝)

博多0618着。一旦南福岡の車庫に引き上げるのに既に「にちりんシーガイア 宮崎空港行き」の表示を出すハイパーサルーンは働きものである。

乗換えは0632発熊本行き普通。……チッ415系かぁ。しかもロングシートの 1500番台。なんでチッかというと当然ロングシートだから。まあ、 原田まで40分くらいだし座れればいいんだけども。

売店で非常食のチョコレートを調達して乗車。まあ、415系1500番台は ロングシートである事に目をつぶれば空気ばね台車だし乗り心地は悪くない。
今朝の第1イベントは筑豊本線完乗に向けて原田〜桂川間通称原田線を 乗り潰しに行くのだ。福岡近郊区間の外縁を通っているにもかかわらず、 この区間はドのつくローカル線扱いでたったの7往復しか列車の設定がない。

この路線だけをキーに乗り潰しの計画を立てる事は、もちろん簡単だが 恐らく1日使って乗車出来るのはここだけという惨澹たるありさまになるだろう。
が、ドリームにちりんから乗り継いでやればあっけなく博多→原田→桂川→博多と 回れる事が判ったのだ。桂川から回る事も可能であるが、あとの移動の流れからすると 多分こっちの方が楽であろうと言う目論見。

というわけでことこと415系で原田まで。
車庫のある南福岡でいきなり通過列車待ちの案内。何かと思ったら 回送列車が轟音を上げて通過して行った。885系だな。通勤特急用に 肥前山口辺りまで回送するのだろうか。

車内ではJornadaで日誌をHTML化ふにふに。このHTMLエディタ、 文字入力は不得手らしく異様に重い。ここは割り切って後からの文字追加は Wzエディタのメモ機能を活用する事にしよう。

原田着。ホームには通勤通学客が溢れていた。

桂川行きは0番線から。キハ40辺りだろうと思っていたら、 黄色いキハ125が待っていた。いわゆる軽快気動車という奴で 軽量車体にハイパワーエンジンを積んで、空気ばね台車装備で 乗り心地もいい。プロトタイプを各車輌メーカーが設計、それを第3セクターや JR各社が導入しているがトイレなしが多いのが汽車旅派の悩みである。 このキハ125もご多分に漏れずそうだが、JR九州は単区間用と割り切って 運用しているようなのでその辺は安心である。

0707定刻に発車。車内はクロスシート部各ボックスに一人といった感じ。
本線にレールが直結されているのがさすがに本線の風格といったところか。 筑豊から長崎方面へとかつては貨物列車がじゃんじゃん走っていた筈だ。
寝台特急が設定されていた事もある。そのせいといってはなんだが、 路盤は草生してはいるものの非常にがっちりとしていて乗り心地がよい。

列車はしばらく片田舎といった風景の中を走る。これだったら福岡近郊区間として もっと開けてもいいんじゃないかと思うのだけれども。
筑前山家に到着。交換設備が撤去されて随分経っているのだろう。 使われなくなったホームは朽ち始めている。筑前山家を出発すると列車は すぐに山中へと分け入り急勾配をぐいぐいとのぼってゆく。長い長いトンネルを 抜けると勾配は下りに転じる。やはり25‰の急勾配だ。
しばらく走って筑前内野。ここらは既に篠栗線経由での通勤圏なのか、 ここと上穂波では乗車があった。桂川着。ホームには通勤客が列をなしていた。

実はここ、筑豊本線を乗ってからどうやって博多に戻るかが今回の旅行で 一番苦心したところである。鹿児島本線経由でも篠栗線経由でも列車本数は 山ほどあるのだけど、朝8時前後という平日のラッシュアワーに カメラバッグとデイバッグを抱えて乗り込むのはどうにもためらわれるのだ。
喫茶店か何かに入って、時間をつぶすと言う手もあるし、それを採る事も 多いのだけど、今回それをやると今日のプランが全て崩れてしまうのでまずいのだ。

……特急乗ればいいんだ(逝)篠栗線は通勤客向けとして直方〜博多間に 特急「かいおう」を電化と同時に新設している。これよこれ。
ただ、通勤客向けという事もあり、混雑している可能性はやっぱり高い。

……グリーン車乗ってやれ(逝)
かいおうのグリーン車はもともと安価に設定されているJR九州のグリーン車の 中でも更に割安に設定されており、全区間乗車しても300円なのだ。特急料金 別払いにはなるがそれでも600円。これでゆったり移動が出来るならそれに こしたことはない。

というわけで桂川でかいおうへの乗り継ぎ時間は2分(逝)却って慌ただしくなったが キハ125のドア位置がかいおうのグリーン車の列だったので無駄な動きもなくいい感じ。

かいおうはつばめの間合運用で787系である。1号車の列に8人ほど並んでいた人の うち3人ほどは1号車のドアから乗車して自由席の2号車へと向かった。2号車の ドアから乗るよりも1号車よりの空席にありつける可能性が高いのだ。
もっともこれを嫌ってグリーン車の仕切りを施錠する列車もあるので要注意ではある。

幸いグリーン車には空席があり、1列シートに着席することが出来た。
のんびりと博多までのひとときを過ごす。

篠栗線もやっぱり山中を突破するのだけど、博多直結がやはりキーだったのだろう。 筑豊本線折尾〜桂川間と共に電化された。もっとも福岡の都市圏がもっともっと 拡大すれば桂川〜原田間の再幹線化も望めないわけではあるまい。
博多着0800。

ホームの立ち食いうどんをすする。だしが甘口なのは多分九州全般の 傾向だろう。好みである。

0815発のつばめ3号が11連、後ろ4両全部自由席と聞いてのんびり座れるかな、 と思って乗車位置にのこのこ向かってみたがどうも座れそうになさそうなので 見送り(弱気)

ちなみにこのつばめ3号、門司港発西鹿児島行きという列車で、つばめに ビュッフェのあるうちに全区間乗車してみたかった列車の一つである。
望みはかなわずに潰える事になりそう。

有明3号に乗車するべく、乗車位置に陣取って電車ウォッチ。ラッシュ時なので ひっきりなしに電車が出入りする。9両、11両といった長編成も多い。

やって来た有明3号は787系でつばめ仕様だった。TSUBAMEと車体に大書きしてある。 車両の愛称を列車名と同じにしてしまうのは、スマートだしデザイン上アクセントを付けるのも 楽になるけれどもこのへんのちぐはぐさが生じると変になって来るんだよなあ。
有明仕様の787系もありこちらはARIAKEと大書きしてある。ちなみにさきほどの つばめ3号は後ろ4両がARIAKE仕様だった。熊本切り離しだからって やっぱり変だよな。

4号車の中央部の荷物置場を兼ねた仕切りのところに陣取る。この荷物置場とか とても配慮の効いたものなんだよなあ。自分では滅多に使わないけど。 なんでかっていうと、荷物すべてが貴重品だから(逝)
空席がぼちぼちある、程度の乗車率。ビジネス客が目立つのは平日だからだろう。

うとうとしていたら大牟田を過ぎて熊本県に入っていた。乗り心地いいから すぐに寝てしまう(逝)回りでも至る所から寝息が。
上熊本を出るとすぐに終着の案内があった。

急行くまがわ3号は熊本を1023に出発、終点人吉には1149に着いてしまうので 昼食にはちょっと早い。で、人吉ですぐに乗り継ぎがあればいいのだけど、 人吉の接続列車は1330とまた十分な余裕があったりする。
駅弁買うほどではないと判断して売店で肥後名物とある 小袖餅なるものを調達。賞味期限当日限りってのが割りきり良くていい感じ。

3番ホームに行くとくまがわが今まさに入線したところ。しまった。待ってれば くまがわ用のディーゼルカー並びで撮影出来たのに(逝)
くまがわは2連。キハ58と65のペアで運用される。 58と58になる事も65+65になることも多分ない。これは冷房用の電源をキハ58は 自前で持っておらず他車に頼っているからである。65+65がなんでないかというと、 キハ65にはトイレ設備がないのであった。

1号車のキハ58が禁煙車で2号車のキハ65が喫煙車で いずれも自由席。車内は簡易リクライニングシートにグレードアップされており…… あれ?キハ58の方、簡易リクライニングシートぢゃなくってグリーン車用の 本物リクライニングシートだ。こっちの方がゆったりお得である。
見分け方としては、モケット張りの足置き(フットレスト)が装備されていたら グリーン車仕様品だと思って間違いない。

熊本駅発車。轟音を上げて鹿児島本線を南下する。昨日朝のなはの静かな加速感とは えらい違いだ。そしてそれこそがディーゼルカーなのだ。

車掌氏が検札開始。
通路挟んだ隣に座っている兄ちゃんズ、3月号の時刻表で 旅行してる(逝)3月13日からの時刻って書いてあるのになぁ。 「え、新幹線ってまだ走ってないんですか」 とか訊いてる(逝)なんでそんなに手元の資料が正しい資料だって頭から信じこんで 旅行出来るかなぁ。見かねた車掌氏が自分の資料の時刻表を貸してあげてる(逝)
おいおい、2冊の時刻表比べてどうするのさ(逝)特に九州のこのエリアは 白紙改正だから比べたところで3月までの時間割と4月からの時間割を 比べるようなもので何の意味もないのだけども。

ツッコミたいツッコミたいと思ってるうちに危うく新八代の分岐部分を見逃してしまうところだったよ(逝)まあ、明日も日中通る予定ではあるけれども。
新八代の手前千丁は駅名表が書き換えられ「しんやつしろ」となるであろう部分の上から紙が貼って「やつしろ」という表記になっていた。

新八代の分岐部分、しげしげと眺める事が出来たのだけど、やっぱりよく判らない。 複線で分岐して新幹線高架にとりつく、のはいいのだけど、雑誌で見たら 1線は新八代駅ホームにダイレクトに入るからこれが営業に使われるのは わかるのだけど、もう1線はそのまま新幹線に合流してるんだよなぁ。
保線用の施設を転用した、らしいから途中で狭軌から標準軌へ積み替える 場所が見えないところにあるのかもしれない、のだけどにしてはなぜか 高架にとりつく部分まで電化されるらしく架線が張ってあるんだよなぁ。
どういうことなんだろう。どうなってるか判らないのでかゆい

八代で少しの下車とそれを上回る乗車。
八代駅ホームに真新しい洗面台が設置されているのを発見した。これは珍しい。 もともとホームの洗面台というのはSL時代に
「顔が汚れてすみませんでしたね。どうぞ洗って下さい」 と言う意味合いで設置されたものなので今後撤去される事はあっても 新規設置は余りないと思う設備なのだけれども……。

八代を出たくまがわ3号は鹿児島本線を右に分岐……え?右って海ぢゃん? 肥薩線って山に行く線でしょ?ええっ?
と思って見ていたら鹿児島本線が一旦左に首を振った後、肥薩線をオーバークロス、 球磨川を渡って南下していった。なるほど、と感心してみたり。

球磨川沿いをゆく。こりゃ風光明媚だ。窓の開かない特急なんかよりも トロッコ列車を走らせるべきだろう。今乗っている急行くまがわは 窓が開くが、改正後に走る特急は当然の事ながら窓は開かなくなる。せっかく 川沿いを走るんだから夏場くらいはその風を感じる事の出来る列車を走らせてくれても バチは当らないだろう。

坂本で上りのくまがわと交換。外に書いてある定員表記を見ると キハ65が72、キハ58は52だった。20人って事は5列も違うのである。
そりゃゆったりしている筈だわ。

小袖餅を紐解く。小振りの大福餅だな。一口で食べられるので食べ易い。 味はというと、甘すぎないので食べ易い。緑茶にあうなあ。

緑茶は昨夜志布志駅前で自動販売機で買ったもの。JR九州のグループ会社の 商品で濃い味わいと渋味が少ないところが美味。まあ、甘味には強烈な渋味があっても それはそれでおいしいのだけど。で、この緑茶、いまは新幹線開業記念という事で 特別デザイン柄となっている。車輌に刷り込まれているつばめの文字(てことは JR九州の社長が書いた文字という事である)と新幹線800系の正面イラストが あるのだけど、この正面イラスト……カッコ悪い(逝)
800系は斜めからが一番カッコいいと思うんだけどなぁ。

しかし、このくまがわ3号、人吉から先の接続が悪い。肥薩線は1330までないし、 かといってくま川鉄道は1223までないし。どういう意図なのかが見えないので 理解出来ない。所要を1時間多くしたトロッコ列車の方がよほど エンターテインメントではないか。

くまがわは現在6往復。芸備線の「みよし」4往復と共に最後に残った 昼行急行である。
さ来週に控えた改正でくまがわは特急となり、昼行急行は「みよし」4往復のみと なる。いよいよ急行列車の終焉か。夜行列車にわずかに残った急行列車は いずれも特急用車輌を使っており、本来の急行列車とは(接客設備という意味で言えば 決して悪くないのだけど)異なるものであるから、みよしこそが 最後に残った純粋な急行列車と言えるかもしれない。こちらも乗りに行かないとなあ。

人吉着。さて、時間があるので駅付近をしばし探索。
駅前にビジネスホテルがあるが温泉に入れるらしい。お、と思ったが 14時から。残念。土産物屋で豆腐のみそ漬けなるものを買ってみた。うまいッぽいけど さてどうだ。
駅では縁起きっぷとして真幸駅と一勝地駅の入場券を売っている。もちろん調達。 さらに、さよならくまがわの記念急行券もあった。調達しておこうか。
しかしこのくまがわの写真、古いなあ。EBINOって書いてあるよ(逝)

駅弁屋さんで普通の弁当を調達。とはいえなかなか盛沢山である。

コンコースに空いてるコンセント発見。駅員氏に使わせてもらえるか訊ねたところ、
「いいですよ」
との返事。ラッキー。Jornada充電だ、と思ってソケットをがし!

……多分電気来てないですこのコンセント(泣)

ここからは普通列車で肥薩線をゆくが、時刻表を見ると「いさぶろう」と 愛称名がついている。でも指定席があるわけでもなく展望車と注釈が あるわけでもなく。
やって来たのが、普通のキハ31。いや、「いさぶろう」のヘッドマークは ついてるけど。どう違うんだろうなぁ、と思って乗り込んだら、 畳だ!畳に座布団だ!
キハ31は車内に1+2列の転換クロスシートを配するが、そのうち2列のシートを 向かい合わせにして車輌中央3ボックス分を畳敷きにして座布団をおいてあるのだ。 なかなかな演出である。

また、「いさぶろう」は通常1時間前後で走る人吉〜吉松間を 1時間半かけて走る事が時刻表から読み取れる。

また、観光列車と駅案内では触れている。

でもワンマン(笑) しかもトイレなし(逝) ここだけは何とかして欲しかったなぁ。人吉鉄道部と言う小さな部内での アイデア列車だから、専用の機材は用意出来ない訳だが、 そこを曲げて、である。

ちなみにキハ31の転換クロスシートは新幹線0系の発生品であり それはそれだけのために乗車する価値がある。

1330出発。テープによる観光案内が行われるのだそうな。
ちなみに車輌の後ろには同じ意匠で「しんぺい」のヘッドマークが掲げられている。 列車名の由来は明治時代、この区間に苦労して鉄道を開通させた功労者と その当時の逓信省大臣の名前に由来するらしい。よく聞き取れなかった(逝)
ちなみに明治時代この区間は鹿児島本線として開通している。れっきとした 大幹線だったのだ。その後海岸沿いの路線が開通してこちらは肥薩線と言う 支線へと転落した。そして今、海岸線沿いの「新線」も新幹線の誕生により ローカル線へと転落しようとしている。そう言う意味では1回の旅でその両方を 訊ねるべくプランしたのは実に意味のある行動のような気がする。

……何も考えてないのが本当だけども(逝) いさぶろうはゆっくりと勾配を上り、大畑に到着。ここで5分停車。
ふんだんに各駅で停車時間をゆったりとっているのが特長といえるかも。
構内には桜が植えられていた。咲けばキレイだろうなあ。付近には梅園もあるとか。

大畑のスイッチバックとループはていねいな説明が行われる。ゆっくりと半径300mの 急勾配を上り切ると列車はゆっくりと停止。左後方下に大畑駅が見えると説明。
乗客からわぁと歓声が上がった。

人吉で買った弁当を紐解く。駅弁ではなくお弁当、だがうまい。
案内テープを聞きながら、あるいは絶景だからと食べるの放り出して カメラ持ってどたばたしながら食べ終えた。

これで570円は激安である。人吉駅前の山口食堂の駅弁はお薦め。

尾根伝いにゆっくりと矢岳へ。これは確かに絶景だ。毎年来たくなる。マジで。
大畑から矢岳まで、1駅で300m近くを一気に駆け上がる。

矢岳で11分停車。古い駅舎を眺めたり、構内にあるSL保存館に行ったり。 この保存館にはD51は保存されている。以前は8620もあったそうだがこちらは 現役復帰して現在はあそBOYとして豊肥線などを走るようになった。

残されたD51の運転台には入れるようになっているのが嬉しい。のみならず、 運転士氏が丁寧に説明してくれるのだ。地味だがイベント満載の 「いさぶろう」だな。これはお薦めリストに加えないと。

大ネタの間に地味にCaplioG4wの電池が切れた(逝)
やっぱりニッケル水素蓄電池は自己放電が激しいな。フラッシュ使いまくったとは言え あっという間になくなってしまった。取り敢えずアルカリ電池新品を転用。 この辺の融通の効き方が単3電池でなきゃと言う持論の根拠である。 2本編成の新品アルカリ電池が増えて来たなあ。今度まとめて消費するかな。

さて。
長い矢岳第1トンネルを抜けると列車はまた停車する。車窓左手に京町温泉卿を はじめとした盆地、その先に霧島連山の大絶景だ。あの盆地を吉都線が 通っているのだな。なるほど。そう考えるといかに急勾配を建設して来たかが 丸わかりである。
霧島連山の向こうに見えると案内があった桜島は見えなかった。春霞なのが残念。

再びスイッチバックで場内に進入すると真幸駅。5分停車。

ここで疑問をぶつけてみた。スイッチバック駅において、運転士氏が 入れ代わるところとそうでないところがあるけれども何か基準があるのかな?と。

運転士氏は丁寧に答えてくれた。
「ワンマンの場合は運輸省の規定で前頭運転(つまり前が見える状態で運転) するようになっとるとですよ」
とのことだったが……。だとすると後進でスイッチバックする 北宇智の説明が出来ないな。恐らく規定は規定でも各社レベルなのだろう。
鉄道フォーラムででも訊ねてみるか。

ちなみにJR西日本では117系無改造編成による4連ワンマンと言う 無謀な運用を和歌山線(北宇智のある路線)行っているのだが、こいつが北宇智で どういう動きをしているのかが興味深い。

その他、真幸・吉松間の復員軍人殉難碑でも停車し、どんなことがあったかを 細かく説明してくれた。
復員軍人で屋根の上まで溢れかえった列車が勾配のトンネルで立ち往生してしまい、 苦しさに耐えかねた乗客が勝手に下車、トンネルの外へと向かおうとしたところ、 立ち往生の域を超えて逆走し始めた列車に轢かれて56人もの人名が失われた由。
そんな痛ましい事故があったんだよなぁ。
いやもちろん、事故があったのは知っているが、それをその起きた場所で説明されると 臨場感が全く違う。

1500吉松着。このまま日豊線に抜けるのが惜しいなぁ。マジで折り返したくなった。
が、折り返してしまうと八代から熊本まで真っ暗な中下ると言う行程になり 面白くないので泣く泣くパス。

1535発隼人行きは、吉松駅の2番線でアイドリング中のキハ40と、 4番線でアイドリング中のキハ58+28のどちらもが吉松←→隼人のサボを 掲げているのでこのどちらかが2番線へ入換えして運用に就くようだ。
さてどっち。昨日乗ったキハ40よりも58希望。強く希望!(逝)

希望が通じたというわけではないがキハ58が入換えを始めて2番線へとゆっくりと 据付けられた。
ワンマン改造された編成ではあるけれども、その外観やクロスシート部分の居住性は 全盛期と変わらない。キハ40系も同じ様なスタイルだけど、やっぱり58系の方が 好きな駅長である。塗り分けが全く同じ九州色になっても、だ。
それはやっぱり大きな1段上昇型のシンプルな窓と、正面の運転士、助士側の窓と 同じラインで設置された貫通路の窓が端正さを醸し出しているのだろう。
キハ40系は貫通路の窓が1段下がっているのが正面だけ見た時の大きな違いである。

昨日上った線路をごとごと下る。やっぱり勾配線ではいっぱいいっぱいなのだろう。 速度は遅い。

しばらくうたた寝。
今度は下り坂をアイドリング状態で駆け下る。やっぱり下りの方が軽快だなぁ。
逆に言うと、下り坂メインの「しんぺい」はまた違った見所があるのかなあ、 と想像してみる。
小学生や中学生が乗って来たり降りて行ったりするのを眺めていたら もう次は隼人。終点である。

特急きりしまが先に来るかと思っていたらすぐに普通西鹿児島行きが来るというので 乗車する事にする。やって来たのは817系2連。ドア横の補助席が空いていたので 座る。

軽快な響きにゆられて西鹿児島まで。乗り心地のいい電車だ。 ちなみに811、813、817系と転換クロスシートだが、なぜか815系だけ ロングシートなので注意が必要だ。熊本付近のローカル列車に使用されているが、 なぜこの形式だけロングシートなのだかが判らない。鹿児島口には817系を 投入したのに、である。

西鹿児島の改札を出て、コインロッカーを探す……ない。しょうがない。 観光案内所で銭湯の場所を訊きがてら、いっしょに訊くか。
「すいませーん。コインロッカーは……」
観光案内所のすぐ右手にあった(逝)
銭湯の場所を訊いたらすぐにコピーされた地図を出してくれた。西田温泉。
15年前に来た時も案内所で訊ねたらすぐに説明してくれた。 銭湯には旅行者を煙たがるところがあるようだがここはそうではないようだ。 むしろ積極的に受け入れているようで、嬉しい方針だ。

ぽくぽく歩いて西田温泉までは10分ほど。駅から鹿児島駅方面に 中央郵便局の前の道を道なりに行けばいい。 駅が大きく様変わりしているが西田温泉は変わっていなかった。
入浴料330円とシャンプー30円せっけん20円を払う。シャンプーとせっけんは 持って来る予定ですっぽり忘れていたのであった(逝)ああ無駄遣い。

鹿児島市内の銭湯はほとんどが温泉であり、西田温泉はその中の 一つに入る。朝から営業しているのも嬉しい。15年前は桜島の灰をかぶって 逃げ込んだのであった(逝)

ゆっくりと湯に浸かっていい気分〜。

風呂から上がってさあ夕食をどこで食べようか。大手系の居酒屋が幾つかあるのは 判った。それ以外の居酒屋のような食事処のような。なんかあるかな〜。

入ったのが花光という居酒屋。入ってみると落ち着いた雰囲気で 大当たり。奥さんと娘さんかと思ったら娘さんの日本語がたどたどしい。
聞けばモンゴルからの留学準備中だって。10ヶ月でそこまで話せるようになりますか。 おぢさんにはむりだなぁ(逝)
メニューは串カツがメイン。関西流のソースにドボンと漬けるタイプだ。 串カツを何本かと、サラダと酎ハイなど頼んでみる。

串カツ、さくさくしてんまい。そうそう、串カツについて来るキャベツ、これが 絶品だった。通常この手のキャベツは特に味もついてなく口に残ったソースの味を 打ち消すためにつまむかあるいはソースをかけて食うものだったけど、ここの キャベツには味がついている。何の味?と奥さんに訊いてみると、 だしと酢を併せた特製のドレッシングらしい。こりゃあうなぁ。

やがてマスター登場。
「え?大阪?大阪のどこ?」
「豊中って、豊中駅の近く?」
「ぼくずっと池田とか岡町とかに住んでた」
がびーん(笑)
聞けばNTTの北大阪支店にお勤めだったとか。あそこ、駅長が前の家に引っ越す時に 行ったなぁ……。

鹿児島といえば焼酎、ッてことで水割りの薄いのをご馳走になる。
あ、これ、美味しいかも。正直2杯目って事で警戒していたのだけど、 すっと飲めた。すっと飲めたからこそ危険という話もあるのだが(逝)

さらに砂肝のお造りをオーダー。こりこり感がたまりまへん。
「これ、食べてみて」
出された小皿には何やら魚が。食べてみると舌の上で蕩けるような 味わい。カツオのトロの部分だとか。産地だけで消費され、大都市まで回って 来ない、っていうアレらしい。大量に食べられるものではないが、 非常においしかった。感謝。

ってことで、この花光、気に入った。ここに来るために鹿児島に来てもいいかも、だ。
気さくなマスターと奥さん、それと留学生のモンゴルちゃん(逝)、 いい雰囲気の店である。酒好きならもっと気に入る事が出来るんじゃないだろうか。
> もっと食べてみたいが満腹である(逝)さてどうしよう。

と思ったらなんか電話が入って来て持ち帰りのオーダーらしい。
ふうん。持ち帰りかぁ。

それだ!
明日は鹿児島本線を可能な限り普通列車で下って来ようと思っているから、 再度西鹿児島入りするのだ。そこで串カツを持ち帰りオーダーしてから 「なは」に乗ればいい。いっつないすあいでぃーあ(逝)

17時から営業だから、1854発のなはには十分間に合う。万が一の時には あとの発車のつばめで追いかければ追い付いてしまう悲しい現実もあるし(逝)

16時過ぎに西鹿児島に到着するべくプランすればいいだろう。

ということで明日も来ますと約束して、店を後にした。花光、お薦め。
ちなみに西鹿児島駅から中央郵便局沿いに鹿児島駅方面(東ね)に 5分くらいだから交通至便である。

で、まだ2130(逝)まだあと2時間もあるんかッ(逝)
こんなことならもっと遅くに鹿児島入りすればよかったかも。今から風呂で 丁度いいんじゃぁ……。

駅でうろうろ。もうアルコールは追加しなくていいから特に買い物もない。 電車ウォッチング。なんで夜に限ってレアモノが多くやって来るか(逝)

やがてドリームつばめ入線。そそくさと5号車に陣取る。 ドリームつばめも熊本以南部分が廃止され、列車名が有明にまとめられるので 愛称名として廃止になる。また、西鹿児島発博多まで直通列車(まあ熊本以北に 行く列車だが)は今後新幹線全通時まで存在しない。

そこそこの乗車率で西鹿児島を出発。また明日。


3月3日 ※今日も長いですごめんなさいごめんなさい(逝)
現在まで生き残っている夜行列車の多くは最終列車として、あるいは始発列車としての 役目を兼ね備えたものがおおい。九州内で生き残ったドリームつばめも ドリームにちりんもこの2要素を満たしている。
ただし、より夜行列車としての比率が高いのはこちら、ドリームつばめの方だろう。

川内を過ぎると早々に放送休止のアナウンスがあり、再開は終着の博多までない との事。座席を向かい合わせにして、目を閉じた。

目が覚めた。電車は停まっている。熊本だな。
ドリームつばめは時間調整のため、途中熊本で2時間近くも停車する。 車輌そのものに記録する価値がある時は起き出して撮影に勤しむのだけど 今日はもういいや。寝る(逝)

目が覚めたのは博多の手前。
車内を見回すとかっちりした雰囲気の人が数人増えている。 二日市辺りから乗って来たのかな。
どうもこの、787系の座席は横になって寝るには不向きだな。座面が 尻の形に繰り抜いてあるから、横になるとごつごつする(逝)

博多着0546。乗換えるのは香椎線直通西戸崎行き。同じホームに入るようで 楽チンだな。

今日は朝、香椎線を乗りつぶしてから鹿児島本線をうどんを食べながら南下する、と いう計画。いざとなれば特急も使えるところをのんびり普通列車で下るってのが贅沢。

香椎線は25年近く前に1度だけ一部分だけ乗った事がある。奈多から香椎までの 2駅だけ。その年の夏のイベントが福岡に住む父親の知人を訪れるというもので、 台風の直撃を受けて惨澹たるありさまだったのだが、帰路の空港アクセス (往復空路だった)に博多まで国鉄を利用したのだ。奈多は住宅地内にあるのに ホーム1本の無人駅。駅長が生まれて初めて見た無人駅である。
そこから博多直通のディーゼルカーに乗ったのだ。今思えばグリーン車が 開放されており、久大線方面かあるいは肥薩線方面の急行列車用編成だったの だろうなあとか思い出すのである。

その時の体験が強烈に印象に残っている。まあ、その体験がなくても 今に至るのは変わらないだろうが(逝)

こうやって列車を待つ時に何が来るから判っているわくわく感と、 何が来るか判らないわくわく感のどちらもが存在し、それがまた 楽しみなんだという事が判る。
……きっとアレが来るというダメダメ感も時にはあったりするが(逝)

香椎線は都市近郊だから運が良ければキハ200、悪ければ47だろう…… 轟音を立てて入線して来たのはキハ47だった。ちぇ、ッと思ったが待て待て。
このキハ47、ワンマン改造されてない ぞ。これはレアものかも。
モケット張り替えはされているものの、恐らくそれ以外は原形だ。 まだ残ってるとは思わなかった。嬉々として車内でシャッターを切る。 早起きなのか朝帰りなのか、今風のカッコした兄ちゃんが怪訝そうな顔で 見ていた(逝)

博多を0610出発。吉塚まで篠栗線の817系と併走。あちらは電車でこちらは ディーゼルカー。でもあちらは2連でこちらは4連。あちらはワンマンでこちらは ツーマン。どっちが幹線なんだろう。

香椎線は西戸崎(さいとざき)を始発駅に宇美(うみ)を終着駅とする都市近郊のローカル線である。 形態として特筆される事は両端の西戸崎宇美共に終着駅であるという事が 挙げられるかもしれない。なかなか乗り潰し派にとっては悩ましいのだけど、 総延長がたかが知れているので今回は1往復する形で行く。

以前は宇美では宇美線というローカル線と接続していたのだけど、これも珍しい形態で 駅舎が道を隔てて2つあって乗換えるには改札を抜けて道を歩く必要が あった。宇美線の方が廃止されてしまっても香椎線の宇美駅の形態は それによっては影響を受けていないと考えられる。

香椎から香椎線へ鹿児島本線上り線を横切って進入。ごとごと進む。
香椎線から鹿児島本線の直通運転は現在は1往復。今乗っているこの列車と 朝ラッシュが終わる頃に博多へ向かう1本である。以前はもっと多かった。
香椎線の海ノ中道の海浜公園を都市近郊のリゾート地として 盛り立てたのだ。その頃は日中も定期的に博多から直通列車が出ていたが いつしか運転されなくなり、現在に至る。

和白で西鉄宮地岳線と接続。宮地岳線も以前は両側の駅が接続がない 形態だった。現在は貝塚で福岡市営地下鉄と連絡している。

そして奈多。もともと25年前も団地とかが立ち並んでいたエリアだから もっと宅地化が進んでいると予想していたが。まあ予想通り。
ホーム1本の駅に自動改札が設置され駅員氏もいる、という点では予想外だった。 まあ、都市近郊だし、変な話ではない。

雁ノ巣を出ると不意に宅地が途切れる。両側に海が近づいて来る気配。線路脇の 砂が海岸の砂と同じ白砂に見えるのだ。多分間違いではない筈。
海ノ中道はホーム1本。朝6時台とあってひっそりとしていた。

海ノ中道と終点西戸崎の間に信号所が1ヶ所。中道信号所というらしい。
ごとごとはしると終点西戸崎。博多湾が左手に迫る。向かいの明りは博多の町。
そう。湾内を横切ると西戸崎と博多は至近なのだ。とくに博多のベイエリアに 市街地が進出した現在はなおさらだ。西戸崎と結ぶ渡船もある。 この辺りからは博多に行くのに船でって言うのが普通なのかもしれない。

そのまま折り返す。そろそろ通学客とかがちらほら。
折り返して宇美まで。内陸部に向かうのにうみとか(逝) 学生が乗って来ては下車して行く。
意外というか迂闊というか、香椎以南から宇美まで乗車する人がいるのに驚いた。 いや、よく考えれば宇美だって博多まで直線距離で遠いわけではない。
踏切で見掛けたバスは福岡空港行きだったし。

切り通しを抜けて、どこか筑豊の風景に似て来た(そりゃ近所だしな)な、と思った ところで終着宇美。学生が1本のホームに大挙して待ち構えていた。
驚いた事にはホーム1本だが機回し線が残っていた。使われる事があるのかなあ。
駅前はロータリーが整備され、ひっきりなしに送迎の自家用車が乗り入れて来ていた。 ホームに並んでいた赤色の箱型の物体は何だろうと思って折り返しの間 見ていたら、なるほど。自転車置き場だ(笑)

学生で満員になりそうな気配。もういいや寝る(逝)
目が覚めたら香椎。学生の波に乗って鹿児島本線ホームへ移動。

振り替えるとさっきまで乗って来たキハ47の4連を2連に分割する作業中だった。

香椎からは大牟田行きの快速に乗換え。813系6連は満員だけど 博多で全部降りちゃうからそれまでの辛抱だ。っていうかこんな大荷物もって 乗り込んでごめんよぅ(逝)
予想通り博多で大方が下車。座席を確保。

813系はJR九州オリジナルの近郊型電車第2段。3連を基準として、12連まで 適宜増結して使用される。811系や篠栗線では817系と連結する運用もあるようだ。 これらの系列と同じ3ドア転換クロスを採用している。
座席はビビッドな赤と黒の組み合わせ。しかも、モケットのデザインは背ずり2種に 座面1種とバリエーションに富んでおり、それをパターンで組み合わせている。 JR九州以外では考えられない細かさといって良いだろう。

VVVFインバータ制御を採用、ふいーんふいーんと独特の動作音と共に加速。 VVVFインバータは交流モーターで動くから交流専用電車ではより効率がいい。
かつては交流電車は整流した直流電源を直流モーターにぶち込んで駆動していたが、 VVVFインバータ制御では直流電車が交流モーターを駆動させている。 立場が逆転したのだな。

筑紫平野を快走。原田で特急待ちなので丁度向かいにいた筑豊本線支線の キハ125を撮影しておく。昨日はばたばたしてたから。

鳥栖で下車。
なんでかっていうと、Shio氏お薦めのかしわうどんを食うのだ。うまいっていう話を 聞いてから鳥栖で下車する機会がなかったのだけど、こういう時に食わねば いつ食うのだって事で。

昨日と同じく月見うどんをオーダー。
……立ち食いスタンドで腰云々するのは間違ってると思うけど、このうどんは いくらなんでも弱弱じゃないかなぁ……。 だしは甘めでおいしく、かしわとよく合う。さらに、玉子が新鮮で箸で つまんでも黄身が壊れなかった。味も濃厚でこの点は大きくプラス。

トータルのポイントで合格。うどんの湯通しの仕方一つだと思うし。

さて、今日は普通電車で鹿児島まで下る、という予定だったのだけど、 それを実行すると出水・川内間の電車がない時間枠に巻き込まれて 西鹿児島到着が1831と微妙なタイミングになってしまうのだ。
まあそれでもいいと思っていたのだけど、昨夜の段階で予定が変わった。 花光で夕食を仕入れるのだから、もっと早くに到着する必要がある。

よって、時刻表をめくるったところ、鳥栖から熊本を有明5号で ショートカットすれば熊本から西鹿児島までを普通電車で乗り継げる ことがわかった。ショートカットといっても別料金じゃないし、気が楽である。
ちなみに西鹿児島1831のまえに到着する電車、1549である(逝)早すぎ(逝)

有明5号は787系有明仕様4連。席には若干空きがあった。 しかし、よくよくみると、というか不勉強の極みだが、 有明仕様とつばめ仕様にはかなりの差異がある。単編成化する時に 改造して投入したとばかり思っていたのだけど、違うかも。調べないと。

久留米、大牟田と下車客の方が多く、段々空いて来る。
熊本で大半が下車したようだ。電車自体は水前寺まで走る。

さて、まずはうどんだ。メニューを見て、熊本名物、とある 高菜うどんをオーダー。出て来たうどんを見て、お、と思った。
色が博多や鳥栖みたいに薄くない。どちらか言うと関西の色に似ている。どれどれ。 ほう。関西風の塩味きつめのだし。高菜がしゃきしゃきして美味。うどんにあうなあ。

駅弁も調達しておこうかな。何にしよう。蛸つぼ弁当とか素焼きの焼き物で出来ていて すごく面白そうなんだけど、今食うと荷物になるしなあ。
ん。あさりめし。一旦絶滅したけど新幹線開業を機に1日20食限定で復活かぁ。 しかも630円!もう買うしか(逝)

さて、ここからは815系に乗る事になる。駅備え付けの時刻表を見ると ワンマンでない電車は1日数本しかないようだからおそらくほとんど全列車が 815系で運転されているものと思われる。

この車輌、ロングシートでなければなあとひたすら思う。
もっと閑散線区であろう、日豊線鹿児島口にも817系が投入されて いるからひたすらにそう思う。
デザインは後の817系に通じるアルミ部材の活用でシンプルながらも冷たく無機的に なってない.ロングシートも座面と背ずりが1席1席独立しているなど工夫を 凝らしてある.窓がない部分にはヘッドレストまであって座り心地もいい。
まあ、トイレもあるし、及第点、かな。

新八代の取り付き部分、今日もじっくりと眺めてみたけど、 ちゃんと見ても判らない(逝)

八代で乗換え。待っていたのは475系。とにかく海を眺めるのが目的だから、 進行方向右手のクロスシートを探す。モーターの響きを楽しむのもあるから、 電動車だな。
あ、先頭車がグリーン車改造のクハ455の600番台だ。ローカル転用する際に 先頭車が足りなくなっていろいろなところから改造して補ったのだけど、 グリーン車をタネ車とした改造車が九州と東北に登場してマニアを驚かせた。 外観はグリーン車時代そのままの1段下降式の連窓が並ぶのですぐに判る。 東北のグループは全滅したらしいが九州では生き残っていたのだなぁ。
ただし、この車輌は座席が通常の固定クロスタイプに改造されており、しかも クロスシートのボックス数が少ないので着席率が低い。
こっちにしようかなあと、歩いていたら目の前にいたおばちゃんが座ってしまった。 走ればよかったかなあ。でも大人気ないし(逝)
ぶつぶつ書いてる時点で既に大人気ないんだけど(逝)
っていうかこの車両モーター付いてないから当初の目的とおおきく外れてるし(逝)

八代出発。昨日の逆で肥薩線を下にオーバークロスして球磨川を渡る。 日奈久で上り普通列車と交換。あ、あっちにもクハ455の600番台が。
あっちのはしかもグリーン車の座席が残っているいみたい。あっちのがいいよぅ(逝)

あさりめしを紐解く。
炊きこみご飯がおいしい。ゴボウとニンジンもよく炊けている。 そこにこのたくさんのあさり。これはお買得だ。個数限定販売なのが 惜しいけど、これはお薦め出来る。

肥後二見で上りつばめと交換。
おや、3分ほど遅れて来たな。こっちも遅れだしたぞ。

水俣で13分停車。その間に下りつばめを待避するのだ。
13分停車を9分停車にすると車掌氏から案内。なるほど。 遅れた分停車時間をはしょって定時に戻すつもりだな。

がしかし。
つばめが2分遅れで到着(逝)こちらも1分遅れで出発する事になった。

考えてみたら、3分遅れで肥後二見を通過した上りつばめはおそらく 下りつばめと交換する際に遅れを回復していたとは思えず、それを ひきずっての水俣到着となったのだろう。これぞ恐怖の遅れスパイラル(逝)

水俣で水分補給。またすっきり緑茶を買ったのだけど、不思議な事に 新幹線開通記念柄ではなかった。なんで?新幹線が水俣を通らずに 新水俣経由になった事の配慮か?(逝)

津奈木で上りつばめと交換。遅れはさらに拡大していた。

出水で乗り継ぎ。待っていたのも475系。
お、これはこれは……シートが青いぞ。車内は近郊型改造されているが この青いシートは急行列車全盛時代そのままの姿だ。うれしいなぁ。
まだ残ってるんだ。

青いシートモケットはクーラーなどない頃に涼しげに見える、汚れが 目立ち難いなどの理由で採用されたが、クーラーが一般化すると冬は 寒く見えるとかまた勝手な事を言われて暖色系のモケットに駆逐されつつある。

眠いのでうとうとする。これも贅沢。
目が覚めたらJornadaでHTMLをふにふに。今後PCでのページ制作を どうするか、だなあ。同じタグ挿入型エディタに切替えてもいいような気はする。

まあ、当分はソースを時々のぞく、くらいかな。

川内到着。30秒停車ですぐに発車する予定だったが上りつばめが 遅れて到着。2分遅れの発車となった。

川内以南はこれからもJR線だけど特急の来ないローカル線となる。
扱いとしては新幹線鹿児島中央から伸びるローカル線の一部というものだろう。 これまでは小倉経由が常識だった博多から宮崎も、 鹿児島経由を推奨するようだ。大分・宮崎間の列車本数は極端に少なく さ来週のダイヤ改正で普通列車で県境を超える電車はわずか2往復となる。 特急はまだ多いが、今後は減便が予想される、かも。

またうとうと。してるうちに西鹿児島着。

さて、どうしよう。まだ花光に行くには早いな。少し考えて、 やっぱり風呂だ。西田温泉へ向かう事にする。温泉を堪能する。
いつから温泉に入ってなかったんだろう。指折り数えると、昨年に 菊水山行ったついでに有馬温泉入った以来という事が判った。
年末年始にかけて出掛けまくっているわりに温泉に入っていなかったのだなぁ。

西田温泉、最高だけど一つだけケチをつけるとすれば、 瓶の牛乳が売っていない事(逝)

花光に顔を出してみたら、まだ掃除中とのこと。いいですよ、と 言われたけどそれでは申しわけないんで、荷物を置かせてもらって、 駅まで土産を買いに行く。かるかんと薩摩揚げでも買うか。

戻ってみたら先客一人。
「大阪なんですって?」
いきなり訊かれた。
「私も大阪13年前までいて19年いたんよ」
がびーん(笑)しかも阪神ファン(笑)

しかもおごってもらっちゃった名前も聞いてないのに(逝) おごってもらったからいうわけじゃないけど美人美人。 50前には見えませんて(マジマジ)

代わりといってはなんだがなはに乗り遅れた(逝)
しょうがないのでつばめ28号であとを追う。もちろん リカバリが可能なのを知っている上でのんびりしていたのだけど。

時刻表をめくると水俣と八代の間でなはをつばめ28号が追い抜くようだ。ならば 八代で乗換えよう。
つばめ28号の6号車に陣取る。降り易いようにデッキすぐのところ。

真っ暗な中、鹿児島本線を力走するつばめ28号。西鹿児島駅で買った酎ハイで いい気分。八代で折り損ねても博多までに乗換えるポイントはいっぱいあるので 問題なし(逝)

ぱりぱりと音がしたので見てみると雨が降り出している。
かなり強い降りのようだ。みると、通路挟んで反対側の窓は水滴が流れるくらいの 強い雨になっているようだ。

駅ごとに目を凝らしていたら、停車中のなはを追い抜いたのが判った。 時計を見ると2115。ドアを開けているつばめがいたので時刻表をめくって 駅を推測すると、たぶん佐敷か。しかし、佐敷に停車するつばめ25号の 発車時刻は2109。遅れが出ているなぁ。昼間の遅れが拡大しているのかな。

八代に着いた。取り敢えず降りる。寒い。雨は小止みになっているが 冷えこんで来ているようだ。下りホームには最終のつばめ、27号が 到着、西鹿児島まで先を急ぐように出発して行った。
待つ事数分。定刻は過ぎている。やはり少しだが遅れているようだ。
やがて案内放送が行われ、遠くに二筋のヘッドライトの灯かりが浮かんだ。

ソロは5号車である。車輌中央の通路を通って、寝台券にある4号室を目指す。
上段なので階段を上って。がちゃ。
狭っ(逝)

立って歩くスペースがない、とはよく言われるが、この部屋、床がない(逝) 申訳程度にある床は折り戸である入り口の扉の折りしろに靴を置くスペース程度で ある。まあ、寝る以外はこれによりかかっていろという事だろう、 ソファーの背ずりのような形のクッションが窓を向いているので これによりかかって、あぐらを組むかクッションを動かし手足を投げ出していれば、 頭がつかえる事は多分なく、快適だろう。

ベッドメイクをする前に、閉じられていたロールカーテンを上げ……上がらない(逝)
がしがし格闘していると扉をノックする音。車掌氏だ。
「これ(カーテンを指差して)調子悪いみたいですね」
というと、
「ちょっと見てみましょうか」
がしがしがし。
「だめですねえ。壊れてますねえ。申しわけないです」
白旗(逝)
ダメ元で他の部屋に移れないか訊いてみると、あっさりと了解が出た。
この手の要求は言ったもん勝ち的な事が多いので取り敢えず訊いてみる事だ。 満室でなければ何とかなる事も多い。

28号室を使っていいですよとの事。ベッドメイクする前でよかったよ。

28号室はマルスに入力されていない、いわゆる予備席の扱い。 他の部屋と違って、ドアを半開きにして(閉じてると人がいると思われるから?) 照明をつけて空調を整える、準備がされていない。まず照明をつけた後、 暖房を入れる。

んでベッドメイクをしてしまおう。シーツを敷いて、いつでも毛布に くるまれるようにして。あと、個室だから少々の物音は問題ない。 4日ぶりに携帯電話のマナーモードを解除してみた。

しかし残念。線路右側の部屋にならないかなあと少し期待していたのだけど。 これでは朝、山陽本線を走った時に瀬戸内海が見えないのである。

現在全国で使用されている「ソロ」は電車である「サンライズエクスプレス」285系 以外は全て改造車である。ベースはどれも形式は違えどほぼ同じ構造を持つ 開放寝台車である。開放寝台はB寝台の場合、枕木方向に寝台が配置される。 で、通路は車輌の片側に寄って配置されるのだが、「なは」のソロは 通路が中央にある。これは元のベッド配置を無視して新しく個室を据付けるという 改造法だったため。定員は28人となっていてベッドはレール方向に配置されている。 ていうか、ベッドしかないし(逝)。
このほか、JR東日本が大きく採用しているソロのスタイルとして もともとの開放寝台のベッド配置イメージを残したまま個室改造したグループがある。
これは定員20名とかなり異なる。こちらはベッドと通路が確保され、背伸びは ともかくとして程々の高さは確保されているのだ。ぶっちゃけた物言いをすれば なは用のソロの方が効率優先詰め込み主義で改造された、という言い方に なってしまう。実際そう思えてしまうからしょうがないか。
上段はまだ折り戸だから部屋、の雰囲気が漂うが、下段は引き戸である。 そこに暗唱番号入力式のロック装置がつくもんだからまるで金庫 みたい(逝)

あと、同じくJR東日本で採用されたスタイルにやはり車輌中央に通路があるタイプの ものがある。これは定員25名らしいがまったく見たことがないので よく判らない。(注:帰宅してWebで検索したが部屋数が少ない分だけ広い事、 中央部に通路がある事、くらいしか判らなかった)

などと考えているうちに 熊本着。本日も増結はないようだ。残念だが、ソロがこれだけ空室がある状態で 開放寝台車の増結が必要になるとも思えない。

停車、発車ごとのがくんっと衝撃が気になる。まあ、遅れが出ているから 仕方ないところか。ぱらぱらと雨粒が窓にあたる。また強い降りのエリアを 通過しているようだ。

花光の串カツを出す。揚げ立てのかりっと感はないけど、 特製ソースがウマウマ。あと、チャーハンもオーダーしたのだ。
……箸入ってねー(逝)
明日帰宅して食うか。

また明日。


3月4日  
また明日、と書いてから、アクシデント発生。
ざっと20KBくらいは書いた筈の日誌をイージーミスで 時空の彼方に吹き飛ばしたのだ(逝)復旧はかなわず、 なくなく記憶の断片を引出し易いように キーワードの羅列を行う。それでも0100まで2時間かかった(逝)

目が覚めた。車内放送が行われているから岡山以東だな。どこだろう。
時計を見たら6時過ぎだったから岡山到着前か。しなきゃならない事があるので 起き出す。

暖房を強くして、洗顔にいく。
起き出して何をするかというと、消えてしまった昨日の日誌原稿の再タイプ(逝) とにかく帰宅までに追い付いておかないとまた1週単位で遅れ出す羽目になる(逝)

岡山出発。くんっと小さいショック。今朝の運転士氏は上手だな。 吉井川を渡ったところでしばし手を止める。熊山を通過して次は和気。 大学時代に終焉を見届けた片上鉄道の乗換駅だ。和気の手前、 吉井川の橋梁は数年前に訪れた時もまだ残っていたがどうなっているかなあ。

列車は速度を落とす。前に列車が詰まっているのかもしれない。

旧片上鉄道の吉井川橋梁は前後を整備の上、遊歩道になっているようだ。 遺産が有効活用されているようで嬉しい。

兵庫との県境に差し掛かる。畑に白いものが。雪だ。昨夜は雪だったんだなあ。 クルマの屋根にも残っている。寒かったんだなぁ。

やがて姫路。姫路から車内販売の乗車があると案内。意外だったが、 8時を過ぎて走る列車に朝の車内販売なしではやはり辛いか。
コーヒーを所望、しようとしたら1万円札しかなかったので サンドイッチも追加(逝)
訊いてみたら、新幹線の車内販売の運用の一部が上りなはでの 車内販売のようだ。なるほどね。

車内放送が流れて、
「進行方向右手に明石海峡大橋が……」
ソロの部屋によっては見えないんだよなぁ(逝)つくづく往路は 開放寝台にしておいてよかったと思う。

三ノ宮を過ぎると大阪はすぐだ。下車準備を整える。
オルゴールが鳴って大阪到着の案内。あと一駅。ラストランだ。

ぎりぎりまでソロを楽しむべく、部屋に居座る。淀川を渡れば減速、 新大阪到着だ。ゆっくりと個室の階段を降りた。

外観を撮影して、向日町の京都総合車輌所に回送されるなはを見送って、 携帯電話のマナーモードのスイッチを入れた。

大阪駅へ戻る。ヨドバシへ向かう。撮影したリバーサルフィルムは計5本。 現像依頼する。1Fでアルカリ電池を調達。12本くらいあってもなくなる時は すぐなくなるしなあ。
しかし大量に調達すると余り続けたりもする(逝)

帰宅。小腹が空いたので早速花光のチャーハンを温めて食べる。 1晩経っても米粒がぱらぱらしてて美味。熱いの食べてみたいかも。

鹿児島行きてぇ(逝)

お茶など飲みながら、消えてしまった昨日の日誌をキーワードと記憶を頼りに 書き戻して行く。すっぽりと忘れたフレーズは恐らくその程度のものだから、 構わないんだろう。

書き終わらない(逝)

のんびりして今日はおしまい。


3月5日  
ダメ再発(逝)

取り敢えず日誌の編集をJornadaで続ける。たかだか10日分ほどため込んだだけで動作がかなり重くなった。エディタの動作限界なのか、それともWindowsCEの限界か。

当面長期の旅行に出る予定はないけど、特設の日誌ページ作るとかした方がいいのかねえ。

発車メロディーのCDが発売になるという。買うかどうか、と問われれば、買うとは思うのだけど、優先度が実は低い。

なんでかというと、JR東日本のものだから。どうしても地元でないと優先度は低くなる。さらに、スルッとKANSAIグループの出したメロディーCDが700円と極めて安価で充実した内容だったのでコストパフォーマンス的に考えると2000円くらいでないと割高な印象はぬぐえない。

とかいいつつも、特に優先しているものがあるわけではないので実際は最優先だが(逝)

うわ、ついに新型かぁ。ヒストグラムの表示ってファームウェアじゃ対応出来ないのかなあ。望遠側が伸びたのは嬉しい人も多いだろうな。
駅長は、まあそーゆー正常進化(35-135mmしか出ないっていう退化もありうるから)は嬉しいのであった。
ところで、こっちもCaplioG4w(ベース)のOEMではないかなと思ってしまう駅長だったり。現場監督の自社開発中止だとすればきわめてショックなニュースかもしれない。

夕食が外食だったので書店に立ち寄って頭文字D28巻鉄腕バーディー4巻かみちゃまかりん3巻調達。

母親が花とゆめと間違ってちゃおを買って来た(逝)何で間違うかなぁ(逝)
いやあ、新れんさい、とひらがな表記に激しく新鮮なイメージ(逝)

同じ小学館でも少女コミック系みたいにエロエロでないのでほっとしました(逝)


3月6日  
ダメが煮詰まって行く(逝)先週も書いたか(逝)

しょうがないから明日からまた九州へ(逝)

というわけにも行かないので(逝)

ダメを煮詰まらせる(逝)

んで、轟沈(逝)ダメすぎ(逝)

<皆様のご意見>
From佐藤さま
旅行記ののどかさ加減で、故宮脇俊三氏のエッセイを思い出してしまったぞ(^^;

それはいくらなんでもほめ過ぎです(逝)

From佐藤さま
九州遠征から戻ってダレてますねd((I_°)☆\ばき

これこのとおり(逝)


3月7日  
ダメ継続中(逝)

サルベージされて、(0830)
風呂に入って、(0915)
寝る準備をしてどうするヲレ(逝)(1000)

まあいいや(いいのか?)


3月8日  
スポーツ報知に「猿岩石解散へ」なる記事が載っていた。
まだ解散してなかったの?って思う人の方が多いに1票(逝)

っていうか、Webサイトの芸能ニュースでは引っ掛からないところがまた何というか(逝)

今日はいろいろ用事があるので梅田に出るべく準備。
幾つかあるうちの最重要要件は、前職場に制服(作業服)を返しに行くのだ。

で出撃が1510って(逝)

あとの要件はヨドバシに出してある九州旅行のポジの仕上がりとその他諸々。献血のお願いとか届いてたからせっかくだから献血もしようか。

梅田からてくてく歩いて前職場へ。さっさと制服返して退散。
時間からして先ずは献血。幸い空いていたので問診後は待ち時間なしで採血に入る事が出来た。

ごんごん血を抜いて終了。
献血終わって、紀伊国屋のコミックショップでBLEACH12巻とBLACK CAT17巻調達。
今月の新刊情報は手に入れた筈だがすっぽりと抜けていた(逝)

んで、ヨドバシへ。
まずはインクジェット複合機のインクカートリッジと寿命を迎えたニッカド電池と使用済みのテプラのカートリッジを処分。テプラのカートリッジはヨドバシは梅田ではたぶん随一のラインナップだけど回収ボックスとかが見当たらない。店員氏に訊いたらあっさりと受け取ってくれた。

さてさて。
カメラ用4連の充電池を増備する事を検討中なのだけど、ニッカドではなくニッ水にしようかと思い始めている。
よくよく考えたらニッカドしか使えない可能性があるのは駅長の指揮下ではT90とフラッシュのB3000くらいなのだな。このうちB3000は汎用なので代替が効くので実際はT90のみという事になる。
だとすれば現在運用中のニッカド4連をT90用に残してやればいい事であとはニッ水充電池化出来るのだよなぁ。

というのも、サンヨーから出力1700mAhとやや控え目のニッ水が実売1280円とかなりお得な価格なのだ。スーパーニカド1000は4本で1600円だから差額は結構大きい。

ん、そうすると今、G4wで運用中のパナの1700mAhを転用してもいいのか。もちろんどこかからより高出力な電池を転用するのが前提となる。より高出力な電池というと200LX用の2000mAhか。これは200LXに2300mAhの電池を投入する事が前提となるなぁ。となると充電器ごと投入が必須となる。結構な金額になってしまうけど、手持ちの充電器をすべてオークションで放出してやれば電池代+αで買えるかなあ。
電池4本なら買おうかと思っていたけど充電器セットで5000円となると即落ちするのをためらいだしたので少し検討する事に。

2Fへ移動。Jornada用に調達したタムラックのポーチは補充されていない。同じ製品がまだヨドバシのWebで売ってるので補充されたら、とも思うのだけども。
九州旅行のポジを回収。ライトボックスで仕上がりをチェック。おおむね707Siのオート一発で問題ない辺りがある意味悲しい。それと、SENSIA100の400増感は黄色い。かなり黄色がかぶるので実用性は乏しそうだ。これならTREBI100の増感の方がマシだな。ぎりぎりスキャナで色補正出来るかなというレベルである。

ふむふむ。地下へ移動。無線LANアクセスポイントを物色。
文市氏から「バッファロー以外は買っちゃダメ」、と貴重なアドバイスをもらわないと危険なところだったので金言にしたがってバッファロー製をチョイス。新しい小さいモデルが出ていたのでそっちとどちらを検討しようかと思っていたが、カードセットモデルは旧タイプの大型の方しかなかったのでそっちでいいや。えい。落下(逝)
もちろんJornada用にCFタイプのカードもだ。カードのメーカーも各種あるが、これもバッファローでいいや。落下(逝)

帰宅して設定作業に入る。4ポートのハブも兼ねているので、今まで運用していた5ポートのスイッチングハブをネットワークから切り離す。しかし、どのLANケーブルがどのマシンと繋がってるのか繋がってないのやらまったく判らんな(逝)

アクセスポイントの電源を取り敢えず入れてからまずはLavieMXでカードの設定を行う。マニュアル通りやればあっさり。
んー、……メインマシンからWebに繋がらなくなった。おかしいなあ。ルータまではどうだ。ブックマークしたルーターのアドレスを選択。
「ページが表示されました」のまま画面真っ白。こりゃ変だ。ルータとPCを再起動して再度ルータへアクセスしてみる。変わらず。おかしいなあ。
URLの/以下を削除してみる……アクセスポイントの機能設定画面がさくっと出た(逝)ルータもメルコ(現バッファロー)なんだからさー、併用しても大丈夫なようにデフォルトのIPアドレス割り振ってくれよぅ(逝)
DHCPサーバからIPアドレス割り振ってやればあっさりとWebにも接続が復旧した。
続いてアクセスポイントの設定に入る。と言ってもまずは暗号化を外してWeb接続をチェック。お、どこかのアクセスポイント拾ってる(逝)干渉で速度落ちないだろうなぁ。こちらも暗号化、と。うんうん。便利かも。

さて、Jornadaへの導入がまずは本命だ。
え”……CF-typeIIアダプタ同梱じゃないの?(逝)がーん。これでは作業出来ん(逝)

うう。失意のうちに轟沈(逝)


3月9日
6時過ぎにサルベージ。取り敢えず起き出して、日誌の更新。

確定申告に行くべく準備。調べるにつれてせっせこため込んだ領収証がムダになるという事が判って萎え(逝)
しかも2200円も納税が発生するとか。勘弁してくれよもう(逝)

交通費として支出した分にも課税なんてどう考えても税制の歪みだよな。

というわけで13時に出撃。市役所まではバスかな、と思ったがようよう考えたら3キロもないので歩く事にする。なんかネタがないかなあと思いつつ。

なかった(逝)

市役所で窓口にいたIとかいう人は間違いなく駅長と小学生時代に仲のよかった人だったり(逝)気付かれなくてよかった(逝)
あいぼりい氏も多分知ってる人(逝)

時間が早いのでそのまま税務署を目指す。豊能税務署は逆方向で池田駅が最寄りってのが悔しいが、恐らく今年はこれが最後の筈なので引きこもり日を増やすために今日のうちに動いておこう(逝)

ところで200LX用の電池を増備しようかと考えているわりには、200LXにかける負担を減らさねばならないと考えている昨今なのである。今使っている2号機も、スペースキーにがたが来始めている。恐らく片側の足が折れているのではないか。ディスプレイ部が接触不良を起こしている3号機、Enterキーが折れた5号機と合わせてもはや完調といえるのは7号機1台というありさま。
延命処置を施さねば、とは思ってはいるのだ。おそらくディスプレイの接触不良は分解して各パーツを締め付け直す事である程度持ち直す筈だ。がキー折れはなかなか完全な修理は難しいのだよなぁ。

で、200LXを置き換えるもの、という選択肢の一つとして現れたのがりなざうことLinuxをOSにしたザウルスのSL-Cシリーズ。フルセット買い揃えると10万円はするが、逆に言えば200LXに日本語化キットとフラッシュメモリー10MBで15万円もしたのだから安いといってやった方がいいのかもしれない。

つまり、200LXを卒業する動きに入る必要があるところに投資するのはいかがなものか

と自分では思っているのだけどオークションで200LXをウォッチリストに入れてみたり(逝)

どーしたものかなあ。

税務署に行ってみたらサラリーマンの申告は商工会議所にとか言われて二度足(逝)こういう時はサラリーマンで統計上はフリーター扱いってなんだかなあ。

申告処理終了。あれ、健康保険の天引き分を記入し忘れてるよ(逝)それを再計算してもらったら13000円ほど還付扱いになるって。ラッキー。っていうか、経費の収支まで認めてくれたらもっと返してもらえるんだが(逝)

スタバで一服してから梅田行きの電車に乗る。取り敢えずJornadaでも無線LANに参加出来る事を実証しておかないともったいない(逝)

梅田到着。ジョーシンで済ませてやろうと思ったらこういう時に限ってモノがない。こうやって客足が遠退いちゃうんだよなぁ。しょうがなしにヨドバシへ足を伸ばす。

しかし意外ととここでもCFtypeIIアダプタを探し出すにはやや時間がかかった。
結局地下のメディア売場で発見。意外にっていうかtypeIアダプタと値段変わらないのね。バッファローのしか見つからなかったけど、使えれば何でもいいのである。

そのまま帰宅する事にする。ホットスポットのエリアをリストアップしなきゃなあ。それとフレッツスポットの契約も今後は視野に入れてもいいわけだ。

HTMLのタグ辞典を探しているのだけど、見つからない。家の中にある筈なんだけど、どこ行ったんだろう(逝)

帰宅して早速テストしてみる。んと、ESS-IDはアクセスポイントのMACアドレスな。ふむふむ。無線LANカードのMACアドレスも登録して、と。

ダメだ。なんでなんだろう。いろいろ試してみる。あ、ESS-IDの入力方法をアクセスポイントの設定のヘルプで見てみよう……:が要らないのかよ。必要だったり不要だったりややこしいのう。

最後の関門はESS-IDを小文字から大文字にする事で突破出来た(逝)なんなんだか。

とかやってたらJornadaのバッテリーが底を尽いた(逝)

<皆様のご意見>
From佐藤さま
アダプタ同梱しないとこがセコいよねぇ<メルコ

Jprnada720で動作確認してるんだからもう少し大きくアダプタ別売りって書いて欲しかったですねえ。

Fromあいぼりいさま
タムラックのポーチ、メーカー在庫切れでは?舶来ものだし。

しかしヨドバシのWebサイトでは在庫ありっぽかったんですよ。だったらさっさと補充して欲しいなあと。


3月10日
ダメ継続中(逝)
自室を離れての無線接続にトライ、っていうかLavieMXを運んだだけだが(逝)

居間でLavieMXを使うのに一番難儀したのは電源の確保だったり(逝)まさかコンセント一つ探すのにあれほど難儀するとは(逝)

もちろん使用に何ら障害がある筈もなく快適さを満喫。引きこもりが悪化するぞこりゃ(逝)

というわけで自宅外でも使ってこその活用なので、無料接続出来る屋外の施設を少し調べてみる。
……豊中駅前の施設はどこでも使えなさそう(逝)ミスドは携帯電話の入らない(もしかしてVodafoneだけかも(逝))コールドスポットなので、あそこをフリースポット化してくれると嬉しいのだが。

フレッツスポットもダメだったし唯一活用出来そうなのはYAHOO!BBモバイルで、池田のロイヤルホストがリストアップされていたところか。これだけ申し込んでおくかな。しかしYAHOO!BBモバイルはいつまで試験運用なんだろう(逝)

夜中、取り敢えず勢いでニコニコ荘オフのページを上げてみる。日取りを決めないとなあ。


3月11日
9時起床。ダメ中にしてはまずまず(逝)

でも1日をダメに過ごす。

派遣会社から郵便。給与振込の通知だな。思ったより手取りが多いのでほ。

スペインで同時多発テロ。鉄道を狙うだなんて許せない(逝)犠牲者には謹んで冥福を。

轟沈(逝)


3月12日
サルベージされて朝食後再度轟沈(逝)

ダメはダメなりに楽しまないと意味がないので、昼過ぎに出撃。
毎回梅田へ出ると金が幾らあっても足りないので今日は豊中駅まで。Jornadaは無線LANの間隔でPHSを使うとえらいことになるのでお留守番(逝)もともとPCの置き換えとしてみればお留守番なシーンが出るのは当然ともいえる。

郵便局で昨年再発行してもらった貯金通帳に印鑑を押してもらう。再発行後おカネの出し入れはしてない筈だが念のため通帳記入を行う。

……お金の動きがないのは結果だからそれでいいんだが、通帳記入に対して明細を1枚発行するのは無駄だろう。改善せよ(逝)

豊中駅までぽくぽく歩く。銀行で家に納める食費を下ろして書店へ。
JTB時刻表の3月号があれば調達と行きたかったのだけど。発売直後に調達しているのだがなんで再調達したいかというと。

ネコの腹いせの爆撃の被害にあったため(逝)

が、なかった。どうしたもんかなあ。

別の書店へはしごしてみる。時刻表自体が見つからないってどういう書店だよ(逝)
で、まんがタイムきららの表紙に新条るるの名前を発見。ぱらぱらとめくって取り敢えず調達。竹本泉の名前もあったし、4コママンガ誌としてのまんがタイムは当たり外れが余りないので中身を確かめないで買ってもさほど痛くない。

立ち食いうどんをすすりこんで近くのミスドへ。人いっぱい(逝)駅向こうの珈琲館はがらがらだったのに(逝)豊中駅前でドトールやったら結構儲かるかもしれない(逝)

カフェラテをすすりながらさっき買ったまんがタイムきららを開いてみる。
これ、めいっぱいヲタク層を狙い撃ちしただめだめな雑誌だぁ(逝)おにいちゃんにメイドに女子高校の乱舞(逝)

……よく見たら裏表紙の広告はとらのあなだったよ(逝)

帰宅して、オークション出品用のデータを作ってたら歯医者の時間忘れちゃった(逝)

5品ほど出品。一番注目は80387DX(逝)

<皆様からのご意見>
From佐藤さま
日誌のネタ溜まるの待ってるのかな?(笑)

ホントの事いっちゃだめです(逝)


3月13日  
不思議な事が起きた。
通常、この日誌は200LXで書きなぐり、メールでPCに転送したものをFrontPageにコピーして成形、リンクなどを添加して保存、FTPでアップロードして公開しているのだけど、先だっての九州旅行は日誌のファイルをファイルをJornadaにコピー、タグ挿入型のHTMLエディタを使って出先から更新したのは書いたとおり。
で、帰宅してからはまたFrontPageに戻っていたのだけど。

昨夜の事、成形した日誌を過去ログの方にコピーしようとしたところ、過去ログファイルをFrontPageで開いたところ日本語が文字化け化けなのである。もちろんIEでは問題なく開くし、テキストエディタで開いても日本語部分は正常に処理されている。FrontPageだけで調子が悪いのだな。metaタグで文字コードを指定してやってもダメだった。

結局3月入ってからの12日分をFrontPageで新しく新規作成したファイルにコピーし直した。ええ、あんなに長文垂れ流して後悔しましたとも(逝)

古いニュースだが鉄道マニアがまた犯罪で捕まった。
ニュース自体は既に各サイトで報じられているわけだが気になったのはここの表記。サボがサイドボードの略だって事も初めて知ったのだが、ならばどう考えても「横サボ」って言い方は変だろ(逝)
しかし「横サボと呼ぶ」としてあるサイトが結構多い、ってことは正式呼称か?

別のところで「差し込み板(ボード)」だからサボ、って説も聞かされて何が何やら(逝)

横差し込みボード、なら意味は通るか。しかも方向幕もサボでいいらしい。ホントか?

夜になってから、200LXの応急修理を試みた。
まず、2号機を分解してみる。液晶に縦線が入る、というのは液晶からマザーボードのフレキケーブルの破損を含めた取り回しに問題があることが多いと聞く。まずはマザーボードとの接点を拭いてみる。

……だめ。てことはやっぱり液晶側か。

液晶を取り出して接点を拭き上げる。これでダメなら、フレキケーブルの破損が考えられ、パーツ取りのジャンクが発生するまで修理不可能となってしまう。

……よし成功だ。やはりこの辺かぁ。ネジが緩んでいたのかも。

続いて3、5号機のキー折れ修復を試みる。3号機はEnterキーが、今使っている5号機はスペースキーが折れている。
キーボードのシートをめりめり外して、瞬間接着剤を流す。それだけじゃ弱いのでテープ類で補強してやるのだが、参考資料ではセロテープやテプラのテープを使う事が多いとあるのだがどうしても粘着力が弱いのだよな。セロテープは天然素材(ぷちトリビア)だから時間が経つと劣化が著しいし。

いいものを見つけた。前回200LXの補修をした時には多分うちにはなかった素材。

ジャジャーンエレキバンの替えシールぅぅぅぅ(逝)

皮膚用だけあって粘り気も十分で少々皮脂が付いても凹凸があっても問題なし
いい感じでフィットしたようだ。2時間ほどおいてキーを叩いてみたら感触はいい感じに戻っていた。ほっと一息。これで暫くは延命出来そうだ。その間に出来ればりなざうを正副予備の3台(嘘)

<皆様からのご意見>
From佐藤さま
税務署嘘つくな〜確定申告は税務署に提出or郵送でオッケだ!
いや、当日、サラリーマン(他)向けの一部申告を商工子会議所を間借りして受け付けていたのでした。
というわけでうそではなく無駄足踏まされたことにいらいら。といっても道路はさんで斜向かいでしたが(逝)

Fromあいぼりいさま
い○がみだ、い○がみ。(^_^;)
あたりです(笑)


3月14日  
彼岸前で引き篭り中って事で家族に耳を引っ張られ(嘘)墓参りに行った。

中山観音は梅真っ盛り。ちなみにえきちょの目!で書いた文市氏のお散歩くるくるのページはこちら

200LXのキーの感触はいい感じ。当初はキーの無事な7号機にシフトして処置を施した2台は養生させるかというつもりでいたのだけど、この際耐久テストって事で5号機の運用を続行する事にする。

ただ、接着剤からなんか良くないガスが出たようで、200LXの筐体やらキーやらが少し変色している(逝)やっぱり100円均一で買って来たよく判らないメーカーのんはダメか?(逝)

墓参りから帰宅して自宅近くのタコ焼き屋で昼食中にアライグマから電波。こっちに回って来るらしいので邂逅予約。もちろん二人でやって来た。どうも先月納車の新車のシェイクダウン中だったらしい(逝)

いろいろと渡すものを渡して近くのファミレスでお茶した後、二人して帰って行った。今夜は焼肉だと。奇遇な事にうちも焼肉だったりする(逝)

……焼肉食い過ぎて死にそうでダメ大炸裂(逝)


3月15日  
米とタマネギと余ってた鶏肉(っていうか解凍してみたら鳥皮だし(逝))を炒めて塩コショーとニンニクの醤油漬けの醤油を軽く振って味を整えた焼き飯に小さく満足したそんな1日(逝)


コンコースに戻ります